『キングスマン』 by マシュー・ヴォーン
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読んだ/観た日:2020/04/26
☆映画総合:4.4
ストーリー:4.8
キャラ:4.8
映像:4.7
音楽:4.3
独創性:4.0
世界観:4.0
深さ:3.5
爽快さ:5.0
おしゃれさ:4.8
他の人におすすめ:4.7
あらすじ/概要
17年前に父を亡くし、無職のままロンドンで母と暮らすエグジー。彼の前に現れたハリーは、普段は高級テイ ラー「キングスマン」の仕立て職人、だが裏の顔は秘密裏に活動する国際諜報機関のスパイだった。同僚だったエグジー の父にかつて命を救われたハリーは、エグジーをキングスマンの新人候補としてスカウトする。並みいるライバルたちの 中、新スパイの座を賭けて熾烈な競争を繰り広げるエグジー。一方、ハリーは世界規模のテロ計画を進めるIT富豪、 ヴァレンタインの行方を追っていた。果たしてエグジーは、ハリーの助けを得ながら新たなスパイとなることができるの か?そしてハリーはヴァレンタインの恐ろしい計画を阻止することができるのか?
感想/考察
最高だね!!!娯楽映画の一つの究極系。2回目だったけど最高。
ストーリー、キャスト、悪役、オチ、全てが最高。
悪役の動機はまあありきたりと言えばそうかもしれないけど、でも悪いことと思ってやってないのがいい。映画とかで出てくる悪いと思っててやってる人たちは正直あんまり共感できない。そんな人おらんやろ…正しいと思うからやるんだよね。
全てのデバイスに対応したSIMとかはまあ無理だろうけど笑SIMから出した周波数で凶暴化とかよくわからんし笑でもなんていうかこのご都合主義だと分かっててやってる感じがまた逆にいい。監督と客で暗黙の了解を握ってる感じというか。作品がこれだけの完成度だとそういう感覚になる。完成度低いとなんでそんなの従わなきゃいけないんだよってなるけど、この映画だと逆に気持ち良い。清々しいご都合主義。
過去の映画への言及というかリスペクトが作品に幅をもたせてて面白い。JBのは最初見たときまで知らなかったなー。JB繋がりなのは007リスペクトで続いてるってことなのか。面白い。お母さんが子供襲うシーンもシャイニングだよね。あと他にもあった気がしたけど思い出せんな…。
ハリーが死んだとこも良かったな。あそこで逃げられたら冷めてた。死んだのに良かったってあれだが…(2見ちゃったけど)
過去の自分よりすぐれたものが気高い
oh, yes, veryverynice
戦闘シーン見事だなー
格言、アクション、おしゃれ、ジョーク
とにかくおしゃれ。これぞ娯楽映画っていう感じ。まずスーツがすばらしい。
オバマさん嫌いなのかな?意外と白人至上主義的な思想を持ってるのかなー。ヴァレンタインが黒人なのもあるし。いや、たまたまか。
深さは別にないんだけど、格言とか他作品への言及が深みっぽいものを付加してるってのはある。娯楽を目指しつつもこの監督にはなにか哲学があるんだなと感じさせる。
最後のシーンいいなー。ああいう繰り返しは分かっててもにやにやしちゃう(エグジーみたいに)